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まるで走る絵本 下田に向かって走るThe Royal Express いち早く画像でご紹介

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ザ・ロイヤルエクスプレス

いよいよ7月21日(金)、横浜〜伊豆急下田間の運行がスタートする。

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観光列車として国内最大級の乗車人員100名を誇りながらも、一つ一つの座席がファーストクラスを通り越してロイヤルクラスと言ってもいいほどゆったりとしている。

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この列車は全部で8両編成。

車両一つ一つが異なる内装の作りや表情を持っているため車両間の移動が楽しみの一つ。

例えば、両端の先頭車両を写真で比べてみると、

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8号車(プラチナクラス)

文豪の書斎を思わせる壮大なスケールを感じる作りであるのに対し、

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1号車(ゴールドクラス)

明るい日差しが差し込むガーデンテラスのような内装。

歴史と文化、太陽と自然といったような多面的な伊豆の魅力が車両ごとに描かれているような感じを受ける。

また、細部にまでこだわりぬいた粋な内装の変化を探し出すことも楽しみの一つだろう。

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例えば天面は、車内空間を広く感じさせるアーチ状の作りに職人が作り上げた工芸品が埋め尽くされており、

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木の他にも華やかなステンドグラスのある車両や、

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上品なゴールド輝く車両など、どれひとつとして同じものがない作りだ。

ちなみにこの黄金に輝く車両は3号車のマルチカー、この列車を貸し切って結婚式を挙げたりイベントを行えるように設計されている。

貸切の場合は伊東〜下田間だったり、始発駅を下田にして伊豆高原を終点にするなど様々なプランの組み立ても可能なため伊豆急や東急電鉄に問い合わせて見てはいかがだろうか。

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床面を見れば、寄木の美しい細工があちらこちらに、

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車窓には、釘を一切使わず組み上げる日本の伝統工芸組子細工が施されている車両も。

まるで絵本と称したことに、納得いただけるであろう。

豪華絢爛だけではなく、
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1号車はファミリー仕様となっており、檜玉のプールと可愛らしい亀のキャラクター(名前はまだ無いそう)が描かれている。

海水浴場として広く愛されている夏の伊豆イメージと、ウミガメが産卵にも訪れる美しいビーチを有する伊豆を意識したデザイン。

丸い窓から東伊豆の海岸線を眺めれば、船旅気分が味わえる。

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5号車と6号車にはピアノが設置され、運行中はバイオリニスト大迫氏による生演奏も楽しめる。

その時の申し込み状況にもよるとは思うが、予約時にあらかじめ曲のリクエストをして車内で弾いてもらえるようなサービスも今後ありうるそうだ。

なんとも粋なサービスだ。

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車両連結部分には美しいイラストが随所に飾られている。

モンキアゲハは伊豆半島の海岸や丘陵に多く生息する蝶。

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美術館のようにどこを歩いていても楽しい。

この絵からは、伊豆にこんな遊び場を作っていこうという思いを感じる。

カメラを片手に車内を歩いて回るだけで、あっという間に楽しく時間が過ぎていくことだろう。

内装がきめ細やかで立体的なため、スマホやデジカメでも充分に良い写真が取れるし、人物写真を撮られることを想定してライトの位置も工夫がなされているとのこと。

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このように高さの異なるライトを配置することで、顔にうまく光があたり美人に映るように設計されているという。

下田新聞的なおすすめ画角はこちら、
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通路中央に立ってもらい、天井とカラフルな左右の椅子が入るシンメトリックな画角。

クルーの方に協力してもらいました。

クルーの方々は、車両ごとに人数が割り当てられ車内での食べ物・飲み物のサーブがメインのお仕事。

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鉄道会社スタッフに加えホテルスタッフや新規採用を広く募集し、日夜接客サービスの訓練を受けている。

プランによっては、下田に到着してからの観光スポットご案内も行うという。

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気付いたところはこまめに拭いていく。

旅館の仲居さんのような目配り気配りが、この列車をいつまでも美しく気持ちよく走らせていくことだろう。

なぜならこの列車の一番の魅力は、乗車すること自体が旅の目的となるほど美しく上質な車両そのものであるだろうから。

ザ・ロイヤルエクスプレスにはもう一つの魅力がある、それが車内サービスだ。

この列車に乗るためには、2つのプランからどちらか一つを選ぶ必要がある。

下田東急ホテルや清流荘など選べる5つのホテル・旅館への宿泊・夕食・朝食&列車往復・車内ランチ&伊豆の観光がオールインクルージブとなっているクルーズプランと、
列車片道・車内ランチのみを楽しめる食事付き乗車プランだ。

いずれにしろ食事と飲み物(飲み放題)が乗車チケットとセットになっている。

詳しくは、公式ホームページへ。
https://www.the-royalexpress.jp/

往路と復路、プラチナクラスかゴールドクラスか、また季節によってもメニュー内容が変わるが、

プラチナクラスだと、
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”とうもろこしのスープ 湯葉添え”
こんな感じに一品ずつお皿で提供されるコース料理。

ゴールドクラスはお弁当形式で提供されるという。

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”鹿のマッシュルームバーガー”や”金目鯛のエスカベッシュ”など、伊豆のものを使いつつ今までにない食べ方が提案されるため旅のワクワクが膨らむ。

料理監修者は、往路(横浜〜下田間)が山田チカラ氏。
”世界一予約が取れないレストラン”と称されたスペインの”El Bulli(エル・ブリ)”で修行を詰み、南麻布に店を構える静岡県出身のシェフ。

復路(下田〜横浜間)が河野美千代氏。
JR九州のクルーズトレイン”ななつ星 in 九州”でも料理監修を手がけ、大分に店を構えるシェフ。

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”伊勢海老の温泉卵のせラタトゥイユ”
一皿一皿手が込んでいるため、キッチン車両での調理工程もかなり多めらしい。

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”和牛フィレ肉のソテー サマートリュフ添え”
スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインと移行しつつメインディッシュを迎える。

トリュフは客席でクルーが削ってくれるなど、提供の仕方にもワクワクが満載。

ちなみにソフトドリンクは、緑茶、燻製紅茶、ジュース、コーヒーなど。

特筆すべきはプラチナクラスのコーヒー。

クラシカルなロイヤルエクスプレス車内で感じる華やかなアロマは、どんなコーヒーファンも納得させる味わいだと感じた。

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”マンゴーパルフェ”

マンゴーのエスプーマが口の中でとろける。

あらゆる食材をムース状にする調理法”エスプーマ”は、先述の世界一予約の取れないレストランの料理長フェラン・アドリアによって開発され、山田チカラ氏が日本で広めた調理法。

一方、ザ・ロイヤルエクスプレスの予約はどんな状況か。

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7月の運行は発売即完売、席種によっては約17倍の抽選倍率になったという。

今は9月分の予約受付中であるが、詳細はツアーデスクに問い合わせてみて欲しい。
※本記事最下部に記載の電話番号

この列車のお客様の多くは、東京圏から伊豆を旅する方々だろう。

しかし、列車のデザインを手がけたインダストリアルデザイナー水戸岡鋭治氏は、

「伊豆の地元の方にも乗ってもらえるような愛される列車を目指した」

と語っている。

これは地元の方にも買ってもらいたいというマーケティングの話ではなく、

みんなで伊豆の誇りある魅力を高めあって至高の旅を作っていきましょうという思いの言葉だ。

実際に、東急電鉄と伊豆急行は7月初旬に住民向け食事体験会を伊東・下田の2箇所計4日間開催した。
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下田会場では、宿泊業、飲食業、運送業、小売販売業など地元で観光事業に携わる総勢120名以上の方々に、プレゼンテーションが行われ、

8月には、地元住民向けの車内内覧会(下田駅停車中を検討)も企画中だとの発表があった。

百聞は一見に如かず、

実際に体験してもらうことで、東急・伊豆急が掲げる

煌めく伊豆。美しさ感じる、旅

がどんなものなのかを共有し、地域一体で伊豆を盛り上げていきたいということだろう。

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下田市観光協会も、下田新聞もこの列車の完成を待ちわびた。

昨年運行開始した観光列車伊豆クレイルに続く流れで、伊豆旅への注目がどんどん高まっていくからだ。

下田新聞も改めて地元の仲間を募り、チケットを買いプラチナクラスへ乗車してみたいと思う。

下田新聞のテーマは下田ファン。

ザ・ロイヤルエクスプレスに乗車して下田来訪するお客様が、到着後どんな過ごし方をし、何に興味を持って下田ファンになってくれるかを知るために。

また、ザ・ロイヤルエクスプレスに乗って下田を旅した方のご感想もお待ちしています。
下田のここが面白かった、こういうのを求めてた、などなど。

宛先は muko@shimoda-city.info までお願いいたします。

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Have a Royal Time!

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取材先:The Royal Express
TEL:03-6455-0644 (ツアーデスク)
WEB: https://www.the-royalexpress.jp/

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